2015/06/17

静寂のバルジ(ダイレクト)

週末は会社の先輩方たちと瑞牆マルチ。
クラシックと高難度のミックスでした。

◎ベルジュエール 5.11b
説明不要のメガクラシック。ケンさんとチームRP。
圧倒的に経験値の足りないオフィズスピッチが一番悪かった・・
この夏はクラシックのリピート経験を積んでマルチの感覚とライン取りの嗅覚を養っていきたい。

蒼天攀路 5.12a?b?
十一面岩正面壁岩頭から見えるドンと構える岩頭の右カンテ。
50mロープで足りるのかという不安を抱えながらもベルジュエールだけでは物足りないので継続。
出だしで落ちそうになりながらも無事にマスターオンサイト。
露出感、内容ともに最高。
岩頭もすっきりしておりここでバーベキューできるという話も...
隣のラインもそのまた左のカンテも気になるしまた来よう。
ちなみに下降は50mロープでもギリギリ足りるけどお勧めしません。

静寂のバルジ(ダイレクト) 5.13c ワンプッシュFA
 会社の先輩Hさんに無理を言って付き合ってもらい、トライのチャンスを頂いた。
朝5時頃までパラパラと雨が降っていたが気のせいだと言い聞かせ二度寝。
7時頃起きて岩場へ向かう。
下〜中間部は相変わらず濡れてはいるも2個目の核心付近の状態は良さげ。
一手一歩出すごとに手足を拭きながら登っていた前回に比べればだいぶましだ。

<1P目>5.13c 35m 2nd Ascent
開始も遅かったので1トライ目から本気トライするが核心入る前にあっけなく落ちた。
やはりこの面は自然に還りやすいようで、たった2週間でチョロチョロと苔が生え始めていた...
というわけで大掃除の後、2トライ目。
中間部の核心はミシンを踏みながらもなんとか突破し、上部もめちゃくちゃなムーブのまま気合いの咆哮でゴリ押してRP。
ちなみにトポに記載のある赤ラインのライン取りはプロジェクトのダイレクトライン。
正規の静寂のバルジは画像の黄色いラインです。


<2P目>5.11c 35m FA
トポでは5.10dと記載のあるこのピッチだが、直登ルートを選択。
ボルトルートだけどムーブ・ホールドが不安定な上に5m強のランナウトがあったりと精神をすり減らされる。舐めてかかると痛い目あいます。あいました。
初登とのことで体感は5.11c。

<3P目>5.12c 45m FA
最終ピッチ。ここでも直登ルートを選択。
ここもまたボルトルートだけど3P目までランナウト。
途中でSKY ROCKETの4P目に合流し、そのまま岩頭まで登る。
後半の核心付近ではかなりロープの流れが悪くなるので要注意。
ロープを口で咥えてたぐりながら登った。
こちらも初登とのことで体感は5.12cくらい。

10年前に会社の大先輩が初登したルートを、これまた別の大先輩にフォローしていただいて登れたこのルート。
なんだか不思議な感覚。
3Pと短めですが全てのピッチの内容が濃く、集中力を持続していなければならない好課題でした。

残るは1P目のダイレクトプロジェクト。
この夏に鍛えてまた秋に戻ってこよう。


2015/05/25

初夏

今週末のミッションはSSKの美しき5.13bの前傾ルートとSky RocketワンプッシュリードRPコンプリート。


Day1 SSK
ミッション1。今週もケンさんと凄まじくかっこいい5.13b。
スタートは8時とスローな感じで。
岩場は標高も低いこともあり初夏を漂わせる蝉の鳴き声が聴こえてた。
この時期の風物詩の一つ、オオスズメバチの威嚇に耐えながらもミッション1はコンプリート。無事に第3、4登を決めれた。
日本の花崗岩ルートでこのスケールと傾斜は珍しいのではないでしょうか。


天然の◯器


Day2 瑞牆マルチ
ミッション2。Sky RocketワンプッシュリードRP。
この日は3時起床の早起き登攀。
昨日に引き続きパートナーはマルチ何年ぶりかのケンさん。

1、2P目は自分がリード。
ジャムパートもオフィズスパートもほぼノーダメージで越えれるようになってきた。
そして核心3P目、35mの5.13c。
何度か核心の初/二段パートは越えるもその後で落ちる落ちる。
5トライ目でやっとこRPできた頃には夕暮れ間近。昼間はさすがに暑すぎた。
時間も迫ってきたので最終ピッチは断念。ワンプッシュRPならずでした...

ジャム、オフィズス、前傾壁、そしてスラブと盛りだくさんなSky Rocket。
こういう総合力が試されるルートをワンプッシュでRPできるクライマーになりたい。

Sky Rocket 3P目

2015/05/21

クライミングマシーン

月曜日に有休を頂き三連登。
先週もクライミングマシーンでした。


5/16 S峡
ケンさんと雨上がりの凄まじくかっこいい13b。
シケシケにつきスタートは13時過ぎ。
ムーブを作って追い込みすぎることなく夕暮れ前に撤収。




5/17 瑞牆マルチピッチ (2:30~22:00)

自由登攀旅行 225m  RP(第2登)

2P目で指先流血、3P目では灼熱のフライパン状態、極め付けのチョーク不足。
ホールドは赤く染まり、足の苦痛に耐えながらも、ギリギリのRP。
起床1:30、就寝23:00。気合連続の20時間行動でした。

1P 5.12a S藤さん
2P 5.13b K
3P 5.13b S藤さん
4P 5.12a K
5P 5.11a S藤さん
6P 5.10c S藤さん


5/18 瑞牆マルチピッチ(3:30~17:30)

コスモス 200m  RP(第2登)

リードノーテンション、奇跡の6P目フラッシュ。全てが順調だった。

1P 5.12a S藤さん
2P 5.11a K
3P 5.12d K
4P 5.12a S藤さん
5P 5.12b K
6P 5.13a S藤さん,K(FL)
7P 5.11b K


コスモス(取付き)

次回のプロジェクトもプログレッシブなもの。

自分の求めるクライミングができる喜びとまだまだ未知の世界がある幸せ。
今ある環境に感謝です。

2015/05/06

2015GW

ダイダラボッチ/Sky Rocket 4p(3p目)

レンタカーライフのGWは濃すぎる内容の連続でした。
前半はS峡でのトラッドプロジェクト。
後半は瑞牆での人生2度目のマルチピッチ。

あまり経験したことのない行動・登攀時間の長さで指は真っ赤、前腕ズタズタ、足もむくんでいるけれど心はとても満ちています。
太陽が沈む中、ヘッドライトをつけてコスモスの3P目をレッドポイントできた時は本当に嬉しかった。
マルチ特有の厳しさと自分の弱さに触れられた最高の連休。
同伴させてくれた大先生S藤さん、ありがとうございました。

1日目
S峡トラッドプロジェクト。

2日目
起床3:00のS峡トラッドプロジェクト→S藤さんピンクポイントにて完登。5.14?
そのまま転戦し瑞牆マルチ(ダイダラボッチ/Sky Rocket 4p)へ。
 1p  5.10c ・・・ハンドサイズのクラック
 2p  5.10d ・・・オフィズス。なんとかOS.
 3p  5.13c ・・・美しいフェース(上画像)
 4p  5.12b ・・・得意のスラブなのでフラッシュできたが難しかった。
この日初めて自分でプロテクションを決めながら登ったけどフォローで登るのとはまるで別物とわかった。
行動時間約16時間くらい。日が暮れるまで登った。

3日目
5:00起床。瑞牆マルチ(ダイダラボッチ/Sky Rocket 4p)→15時頃に雨にて撤退

4日目
再び3:00起床。瑞牆マルチ(ダイダラボッチ/Sky Rocket 4p)→レッドポイント(1p倉上、2pS藤さん、3pS藤さん、4p倉上)
そしてそのまま大面岩正面壁/コスモス 7pへ。
結局、3p目でハマっってしまったのと最後の最後でホールドが欠けての墜落は唖然としたけど3pまではなんとかRP。
行動時間約17時間。夜はいつの間にか眠りに落ちていた。

5日目
目覚ましの時間変更を忘れ、不覚の3:00起床。
体のリズムが順応してしまい寝れず。
瑞牆トポとイラストクライミング(教本)を読んで過ごす。
予定は文殊岩のクレイジーバムのフリーソロだったけど今の実力では99%死が待っているので変更。
午前中にラフレシア(初/2段)を登って終了した。



ここ半年で色々と環境が変わり、よりクライミングに気持ちをフォーカス出来るようになって世界も広がった。
リスクも伴うけど、やっぱりどうしようもなく刺激あるクライミングが好きなんだと再確認できた。

2015/03/18

Progressive


入り口は推定14 Rのプロジェクト。


ギア揃えて一ヶ月も経たずでしたが導かれるようなタイミングでした。









































それにしてもtradという言葉がいまいちピンと来ない。


2015/01/29

SCARPA "On the Board”

 制限時間10分。
 セッターVSクライマー、盤上の真剣勝負。
 岩とはまた違ったテイストと緊迫感。
 イマジネーション x イマジネーション。
 とにかくひたすらにカッコイイです...


<予告編>


<柴沼潤 with ブースターS>


<清水淳 with スティックス


<茂垣敬太 with インスティンクトVS


<平嶋元 with e-Grips

2015/01/15

荒城の月


「荒城の月」

春高樓の 花の宴
巡る盃 影さして
千代の松が枝 分け出でし
昔の光 今いづこ

秋陣営の 霜の色
鳴き行く雁の 数見せて
植うる劔に 照り沿ひし
昔の光 今いづこ

今荒城の 夜半の月
変わらぬ光 誰がためぞ
垣に殘るは ただかつら
松に歌ふは ただ嵐

天上影は 変わらねど
栄枯は移る 世の姿
映さんとてか 今もなほ
鳴呼荒城の 夜半の月


*******

かつて栄え、廃城となった今でもその場所に在り続ける存
その存在は登攀という行為により再び別の意味を持つ
変わらないのはその存在を照らし続ける月の光だけなのかもしれない

昔から好きだった名詩の世界観とその岩場、岩の歴史が重なり合い

クライミングが芸術性を帯びた瞬間
28年間の歴史に敬意を払い、この課題を「荒城の月」と名付けました

豊田大給城址 「荒城の月」(四段/FA)