2016/11/23

Alpinist Magazine 56 and 9th Golden Climbing Shoe Awards,


My and our article, story of A Thouthand Days of Lapis Lazuli, has been published in the current number of Alpinist Magazine, 56. 
And thankfully, I was given 9th Golden Climbing Shoe Awards, as part of 11th Piolets d’Or Asia Awards.

I'm so much thankful to Katsutaka known as "Jumbo" for suggesting to write the articles, to Satoru for taking the photo, to  Naoko for supporting to write in English, to Alpinist staff, especially editor-in-chief Katie and Paula, for giving this opportunities, and to my elder climbers for advising anytime anything…

By spreading the information about individual society and culture, I hope that people will be interested in and known it. 
As a result, some intercultural exchanges will be born, and then, each culture will be developed gradually. 
I think those way is wonderful, and it is my motivation to write kind of articles.
I wish this article helps well such as it.


少し前のことになりますが瑞牆山で初登した千日の瑠璃に関する記事が、Alpinist56に掲載されました。
また、先日韓国で開かれたピオレドール・アジアにおいてGolden Climbing Shoe Awardsなるものを頂きました。
壁の中にいたので授賞式には参加できなかったのですが、どんな形にせよ自分のクライミングが評価されるのは素直に嬉しいものです。

Alpinistの記事にはルート開拓のストーリーを軸に、瑞牆山の地理的・歴史的景観のことや日本におけるフリークライミング発展の歴史など盛り込み、海外クライマーの人たちに少しでも瑞牆の魅力と史実を伝えられるよう努めました。
海外誌なので記事は全て英字ですが毎号のことながらAlpinist誌は写真のクオリティも素晴らしく、眺めるだけでも十分楽しめる登山誌だと思います。
Alpinistってなに?という方にも是非手にとってみて頂きたい一冊です。日本の輸入代理店が勤め先のロストアローというのも感慨深い。

今回、記事を執筆するにあたり改めて発信することの意義と重みを実感しました。
三ヶ月に及んだ文献調査と執筆作業には何度か心折れそうになりましたが(モアイ開拓の時のそれよりも多かったかもしれません)、それでも沢山の方のサポートのお陰で形にすることができました。
特に今回、執筆の話を持ち上げてくれた横山ジャンボさん、写真提供で大いにサポート頂いた萩原巨匠とPUMP内藤さん、自身の拙い英語力をカバーしてくれた直ちゃん。そして、唐突なFact Checkingの依頼にも快く応対して頂いた諸先輩クライマーの皆さんと、このような機会を与えてくれたAlpinist誌には感謝しきれません。
発信することによって個々のクライミングシーンに興味を持つ人が一人でも増え、異文化の交流が生まれる。
互いの思想の違いや歴史の違いからの衝突も生まれるだろうけど、そんな文化発展のあり方が素敵だと思うし、その先にあるものはきっと素晴らしいものだと思う。

今回の記事もそんな文化形成の一助になれば良いなと思います。

2016/11/12

1 month tour of Yosemite

The Nose of ElCapitan is the skyline in the photo
Our 1 month tour of Yosemite has finished.
But our work, trying The Nose on free, has not finished...
During this tour, we spent 19 days on the wall, and 10 days raining...


5.12 traverse under the "Stove Leg" 

Ledge of under camp6

So cold rainy day...we slept on the camp5 under raining.
Nevertheless, I have no regrets. 
Because we always kept mind to try on ground up style at ascending in the route and l was realized many important things from the big wall. 
And we could stand on the summit twice in ElCap include aid climbing.

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And so, I enjoyed bouldering in this tour only 2days (totally about 5hours). 
I climbed classic crags in Camp4 area: Midnight Lightning、Bacher Cracker、King Cobra、The Force. 
And I'm happy to be able to climb without crash pad on The Force. 
I noticed again I like any climbing any styles. 



Without crash pad on The Force. 
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Finally, I’ve got a lot to thank friends for.
We were supported many people.
At first, I was supported some gear from some company in below.

 LostArrow inc. (BlackDiamond, SCARPA, Beal and more)
 Tokyo powder Industries (chalk)

And almost we stayed in Camp6 on the wall, and we saw over 15 parties off. 
They encouraged us and give me some food. 
I owe it to them that I was able to lead a full life in this tour. 
Many thanks again!!
We will be back here next year!


Meet on the wall.



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1ヶ月間のヨセミテツアーが終わりました。
 期間中10日間が雨という条件の中、GoUp2回、壁の中には計19日間滞在という(個人的には)怒涛の日々でした。
ツアーのほぼ全てをElCapitan / The Noseのフリートライに費やしましたが核心ピッチのChanging CornerとGreat Roofは登れず。結果は敗退です。
ロープワーク、タクティクス、生活力、空腹の日々、、初めてのビッグウォールは何から何まで至らないことばかりで登り超えられない壁を目の前にして自身の未熟さを痛烈に思い知らされました。

それでもElCapの頂上には2回立てたので(一応エイド混じりでは2回完登)できたのと、グランドアップを貫き通したトライ、そして全力を出し切った日々に後悔はありません。
今の自分の実力でやれることは全てやりきった日々を思い返すと清々しさすらあります。
そしてまだまだイケる、その感覚が微かでも残っている限り1年間鍛え直してまた戻ってきます。


また、今回のヨセミテツアーでは合間を縫って少し(2日間ほど)ボルダリングも楽しみました。

Midnight Lightning、Bacher Cracker、King Cobra、The ForceとCamp4エリアのクラシックを抑えられたのでボルダラーとしての威厳?はキープ。
現地で知り合ったU田さん夫妻のアツイ最終日トライが見れたり、現地のクライマーの知り合いも増えたり、ノーマットが実践出来たり。
やはりボルダーも自身のクライミングエッセンスの大切な一部だと感じました。


最後に、長期の休みを頂ける環境と応援してくれる人がいること、壁の中で激励してくれた(食料も分けてくれた!)友人たち、そして何より未熟な自分を引っ張ってくれたパートナーの裕介さんには大感謝です。

そして、今回のツアーも含めてここ数年で知ったクライミングは本当に素晴らしいものだったし、クライミングの奥深さを知りました。

このクライミングを通じて得られる感動をもっと多くの人に、特に若いクライマーに知ってほしいと思いました。
そんなことを思いながらまた日本でも活動していけたらなと思います。


2016/09/05

2016 summer

書き溜めた切れっ端のままの文章は、夏の足早さとモノグサの性分が足を引っ張ってなかなか繋ぎに転じずでした。
といいつつも、筆が進まなかった理由は他にもちゃんと()あるのでここで弁明。

実は前回紹介したAlpinistWEB記事ですが今回、紙面の方にも掲載頂くことになりました。
といっても、ルートそのものよりも今回は瑞牆のトラディショナルな部分をクローズアップしたものに仕上げられればなと思っていて、もはや軽く論文並みの原稿になってしまいましたがいよいよ日本のフリークライミングの文化をどっしりと海外に発信できるチャンスに恵まれたことにワクワクしています。

第一歩は踏み出せても、繋がらないもどかしさを抱き続けていた20代。
でも今やっとしっかりと立って二歩目を踏み出せた気がします。
これも今まで支えてくれた人たちに感謝。そして今回もキッカケを作ってくれた横山ジャンボさんとパートナーの後押しがあってのこと。重ねて感謝です。


MegosくんのRルートのフラッシュといい、ファビアンの垣根の無さっぷりといい、最近耳に入る国内外でのトラッドの成果にはクライミングが寧ろクライミングらしさを取り戻すかのようにクライマーを奮い立たせているなぁと感じます。
クライミングはさらなるフリーを求めて次はどこに向かうのか。

いよいよ時代が来るのかと思うと楽しみです。


では前置きが長くなりましたが切れっ端の文章と併せて写真で近況をば。

今年こそ行くことができた869 BBQ
地元エリアのナイトボルダーも良い思い出。
開拓中のエリアでは「夏夜の宴(かよのうたげ)」(初/二段)を初登させていただきました。

ランチもディナーも堪能させて頂いたビストロ Bugaboo
この夏一番の成果は何と言ってもBugaboo wallでの初登かと。
オーナー・ヒロさんのご厚意で、初登祝いにデザートを御馳走になりました。
課題も料理もオススメです。
日本のフリークライミングの夜明けともいえる象徴的なルート「春うらら」
灼熱の中、粘りに粘っての全ピッチオンサイトできました。
オンサイト自体には結構無関心なのですがトラッドルートとなるとまた格別でした。
そしてその後はポータレッジの夜(地上2m
今秋のヨセミテツアーに向けて。意外と快適でした。

小林トレーナーの出張コンディショニング講座@ジャンボさん邸
多忙な中、新潟から駆けつけてくれました。

また来年、お邪魔します!

2016/08/04

Alpinist & UKClimbing


Alpinist.comのNewsWireとUKClimbingに千日の瑠璃の登攀記事が掲載されました。

-Alpinist
New 5.14a R/X Multipitch Trad Route in Japan

-UKClimbing


今回、初めて海外サイト向けに記事を執筆したのですが、担当エディターとのやり取りの中で非常に印象的だったのが掲載記事の確度に最もウエイトを置いているということでした。
特にAlpinist.comでは「Fact check」という記録の事実確認を行う段階をResearch Editorという機関が担っていて、一つの記事を掲載するのにもまるで科学論文のような公表段階を踏む必要がありました。
結局、担当者とのやりとりは二ヶ月ほどで済んだわけですが、それでも担当のDrew氏からの質問は記録のみに留まらずにエリアの歴史や風土などかなり突っ込んだもので、登攀記録に対する真摯かつ慎重な姿勢を肌で感じることができました。
まさかルート名の由来まで聞かれるとは思いもよりませんでした。

何にせよ、日本のエリアで行われたクライミングが海外で紹介され評価されることは意義あることだと思います。
英語での執筆も結構楽しかったのでまた機会あればやりたいなぁなんて思いますが、これにてひとまず文学青年は一次休止。
秋のプロジェクトに向けて登攀少年へ戻ります。

2016/06/20

SPARK

SPARK    5.13b / R
梅雨の晴れ間の最高のコンディションの中、瑞牆十一面正面壁のトラッドプロジェクト登れました。
ルート名は、”SPARK”  5.13b /R  (30m)  run out 6-7m
ランナウト部の核心がマイクロカチを持ちながらのデッドムーブ主体の非常にボルダリーなルートです。

壁は十一面正面壁/白くまのコルから少し下ったところにあります。
十一面正面壁にあってフリールートとして手をつけられていなかったのが不思議なくらいですが、それもそのはず、壁の前に立って見て初めてクラックが認識できるというブラインドっぷり。
モアイフェースと山河微笑あたりからなんとか上部が見える感じでしょうか。
自身もモアイフェースにぶら下がっていた頃から目を付けてはいたのですが、中々トライする踏ん切りがつかずでした。
アクセスは白くまのコルへのアプローチ道を登っていく途中、左に逸れて小さなコルを跨いで下っていくとあります。

ルートの内容ですが前半が5.10-ほどのクラックで、その後クラックが閉じたら右のカンテを登ります。
このカンテが核心で、ムーブ的には2段ほどのボルダームーブ。
メリハリのはっきりした構成のシングルピッチルートです。
ちなみに過去に打たれた錆びかけたリングボルトラダーが2本だけありますが、残置はオブジェの精神で使いません。というかそもそもラインから外れた場所にあるので使うと不自然。
カンテを直登していくと岩頭に立てるので最後は立木にスリングをかけて終了点に。
オールノンボルトの爽快なルートです。
プロテクションセットも難しくはないので是非ボルダラーにもやってみてほしい一本です。

そしてこの手のルートは正直グレーディングがさっぱりなんですが、とりあえず瑞牆のシングルピッチルート(Freedom 5.13a、LOL5.13a、UFO catcher5.13c など)と比較してグレードは提唱しました。
ちなみに初登スタイルは掃除・ムーブ出しはフィックスロープで行い、一度だけトップロープトライ(もちろん未登のまま)して、リードトライを行っています。
核心手前で大レストできるので、もはやボルダーグレードの方がわかりやすいかもですが...
いずれにせよ、脳内スパーク連続の恐ろしいルートでした。刺激が欲しい方は是非。


その後はパートナーの目的、小ヤスリへ。

と、そこでちょっと遊んでみました。
最も有名なクライミング写真の一つをもじった、「Alone on the Mizugaki」です。
ちょっと腰が引けてますが笑



去年からのトラッド慣れでカチコチムーブに身体が馴染んでしまったので、これから梅雨が明けるまでのしばらくはボルダートレーニングと次のPの掃除に明け暮れようと思います。

2016/05/18

ボールドクライム in イクストランの旅

先週はO西さんとイクストランの旅(5.13a/8ピッチ)
実はGW後半の初日にトライしていたのですがレスト中に風に煽られて落ちてしまうほどの暴風というあまりの悪状況により敗退していたのです。

途中、フリーウェイに合流してしまったのでオリジナルラインとは4、5P目分が逸れてしまっていますが核心ピッチは辿っているしリード&フォロー完登の完全なスタイルで登れているのでまあ自己消化です。

ただ実は今回、カムを忘れてしまい図らずもボールドスタイルに…
写真が全てを物語ってくれているので説明は省きますがギアのありがたみを真に感じた週末でした。
5.10cといえどプロテクションの無い状況で先の見えないクラックに突っ込んでいくのは肝が冷えます。
こういうクライミングをするとクライミングのグレードって、特にボルダーとトラッドはやっぱりスタイルによって感じ方が全然違ってくるなぁと思うのでした。

何にせよアドベンチャラスな週末でした。


あまりの滑りっぷりにすごい形相に...
悪名高い3P目は意地のオンサイト

4P目。ビッグナッツセット中
(フォロー時にビッグナッツは取り除いています)


現地調達のナチュラルビッグナッツ



2016/05/09

継続

GWはひたすら瑞牆の山の中を駆けずり回ってました。
マルチピッチ、段課題縛りのボルダーサーキット、Rプロジェクトの掃除、瑞牆山頂トレラン、 etc...
そして5日間休みなく山の中を駆けずり回った後の最終日6日目は太陽の登(5.12c)からのUFOキャッチャー(5.13c)の継続登攀。
レスト明けのフレッシュな時にトライすればスマートにレッドポイントできるのだろうけど、今必要なのは疲労した状態でもキッチリとこなす泥臭い精神力と体力。
指皮ボロボロ、足ガクガクだけど、とりあえず最終日にしてその目的は達成できたので締まりある連休となりました。
ちなみに身体的に一番キツイのは岩掃除の日という

新しい課題も見つかったのでこの夏も楽しみです。


new "R" project
全長30メートルほどのラインですが写真に見えるクラックはラインの真ん中で途切れ、その後はブランクセクション。
かかってこいよ、と言わんばかりの潔いブランクっぷり。
ラインから逸れた場所に過去のエイドラインで打たれたようなリングボルトがありますが、残置はオブジェの精神でこれはトラッドルートとして完成させるしかないでしょう。