2014/11/06

リーチ

闇の絵巻(四段?)が登れた。

11/2 小川山
前日の雨のダメージが残る中、単身小川山へ。
岩の状態は案の定びしょ濡れ。
たっぷりと水を吸った、こんなにも生き生きとしている岩茸を見るのも初めてだ。
しかし時折風も吹きトライは出来る。
コンディションもまぁ、悪くはない...と自分に言い聞かせる。



初登発表時は五段というグレードが付けられ、昔のロクスノ(24号)で物議を醸したこの課題。
昨年、頭痛が登れ黒本コンプリートという夢にまで見たことが現実味を帯びはじめ、いよいよトライする気になり昨シーズンから取り付きはじめていた。おそらくその後の再登も無く、小川山の高難度でも特に陽の目をみることも少なかったのか、トライ開始時はびっしりと苔に覆われていた。



しかし、いざ取り付いてみると渋く地味な見た目とは裏腹に内容は素晴らしく充実していた。
トライの途中、中間の棚カチの一部が剥がれてしまったり、スタンスの結晶がポロポロ取れたりとムーブの変更を余儀なくされてしまったがそれでも今まで体験したことの無かった垂壁とスラブの入り混じる絶妙なバランスムーブには不思議な感覚を覚えた。
今でもなぜあのムーブが成立しているのか理解しきれていない...



グレードに関しては最終的には初登と同様、ノーマットスタイルでの完登ではあるのだが途中途中でマットを使ってのトライもしている。
特にムーブの不確定さからマットの有無で感じるグレードが変わってしまいやすい課題だとは思うがそれでも体感的には四段で良いと思う。
そしてよくよく見ると欠けた中間の棚カチには深く亀裂が入ってしまっているので今後も欠けてムーブ・グレードが変わってしまうかもしれない。

何にせよ理想のスタイルでこの課題を登りきれたことが自分にとっては大きな自信となり、いよいよ黒本の小川山コンプリートが近づいてきた。
10級から五段まで。
ボロボロの黒本に9年間のトライが綴じられていると思うと何だか感慨深い。
ブースターSという新しい武器も手に入れたことだし今週末は残りの課題たちにケリをつけたい。


夜長(初段)

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