2016/12/29

覚醒



頭痛の完登からちょうど3年
小川山、不可能スラブの覚醒(五段)が登れた。
覚醒としてのトライは2日間。トライ回数は10回ほど。

正直こんなにも早く登れるとは思っていなかったのでラインが間違えていたのではと思ったが(実際、頭痛(三段)からの派生なので微妙にラインが分かりにくい)、初登の室井さんにも確認をとってみたところ課題のハイライトであるリップ直下のハイステップムーブは経ているし問題なさそうであった。
スタイルはグランドアップ。薄いマットを敷いていたので完全なノーマットスタイルでは無かったが今の自分の実力とコンディションからすると限界は突き詰められたと思う。

何故、今だったのか。
登れた要因として考えられるとすればここ2年くらいで経験したトラッド、マルチピッチ、ビッグウォールクライミングを経たことだろう。
確かにトラッドでは精神力とムーブの確信力を、マルチとビッグウォールでは忍耐力を養われたと思うし、実際あれだけ苦労した頭痛のパートはもはやアプローチに感じるほど自分の繰り出すムーブに自信を持つことができた。今なら頭痛は何度でもリピートできる自信すらある。(覚醒トライでは実質5回は登った)
そして今回の狙いは地獄変(四段)のノーマットでの完登だったのだが早々に登れてしまい、気負いなく覚醒をトライできたということもあるのかもしれない。

いずれ完全なノーマットで登るかはわからないが私にとって不可能でしかなかったこの岩が可能になった。
この岩の名を知ってから11年間。そして頭痛の完登からちょうど3年。
なんだか感慨深いです。

I got one of the hardest slab boulder problems in Japan, Kakusei(The vigilance/覚醒)V14 or 15, from ground. The rock in the picture is called "Fukanou slab(Impossible slab/不可能スラブ)”, Kakusei is the direct line to the top on the clean face.

This problem was established by Tokio Muroi in December 2007.
Before then, he used to say "Everybody is saying that it is impossible to climb the slab. I don't know who will get it, but I think it is not impossible...". 
In the end, he made the first ascent of Kakusei without crash pad, and became the first person who made impossible to possible.

However, fortunately, I got the ideal condition then, and made the second ascent. I became the second person who made impossible to possible!
Today is the best Christmas ever for me!

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