2017/04/10

霧雨の中で

クライミングにはフィットネスから冒険的な側面まで全てを受け入れる器があって、それはクライミングの寛容さを示す素晴らしいことだと思うのだけれど、岩を登ることにおいては安全楽しいの前者はありえない。
そういうことをフィットネスクライマーたちに向かって一方的に理解を求めるのは無理な話だが、いずれ来るであろう彼らの岩場流入という大きな波から先人たちが築いたロッククライミングの文化を守るためにも、現役のロッククライマーがそれらを示していかなければならないのかもしれない。

そんな日々の雑感を抱きながら、昨日は湯川の白髪鬼5.13d/Rのロープソロでのリードクライミングを。
初登の保科雅則氏が残した、冒険に対する格言。新たなスタイルを目指すチャレンジ精神と精神性の不滅。
それをこのルートで実践したかった。
結局、霧雨降る中での岩のコンディションの変化を感じ取れずで今回は完登には至れなかったが、リスクを享受する覚悟というメンタリティ、そのプロセスも冒険の一部だと思うし、そこまでは多少なりとも実践できた自負はある。
また次回、引き続きリベンジです。

それにしても先日の煩わしいやりとり然り、大手資本の参入も然り、今の世の流れから感じるのは冒険性そのもの自体が否定され禁止される腑抜けた時代がいずれ日本には来るんじゃないかと本気で心配になるということ。
そんな時代の流れに中指立てて、敢えて今回のフォールの動画を残そうと思います。
腐り始めたこの国の政治のように、好きなクライミングも腐っていってしまわないように、と。


video

※ 閲覧注意、グランドフォールシーンです。
 Viewer note. A climber fell on the ground.

10 件のコメント:

  1. 政治は確実に腐っているけど、君のクライミングは絶対に腐ってなんかないよ。でも、気をつけてください。

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  2.  貴方の心意気に負けない様、少しでも冒険的クライミングの啓発に寄与出来る様に頑張りますo(`^´*)
    にしても、怪我しない様にね(  ̄ー ̄)ノ

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  3. 自分で選んだリスクとはいえ痛いものは痛いですね笑 気をつけます。
    でもいずれそのリスクの選択も許されない時代がくることのほうが恐ろしいです。

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  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  5. 間違えて消してしまった…笑

    けーたくんやっぱり大好きだわ!と、先日会えた帰りの車で2人してはしゃいでました^_^
    同じことは出来ないけれど、同じ想いは持ってるつもり。今2人とも二子にて他のクライマーがプリクリしてるルートを敢えてかけずにトライ中なのは、そんな一歩。それがどんなに小さい一歩でも、決して逆方面には進むまいと改めて思いました。

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    1. 自分自身、ルートによってはプリクリはすることもあるし、マットだって使います。
      だからそれらを全否定できる立場で無いのは告白しておきます。
      だから自分としてはそういう妥協点は、その人の内に妥協を妥協と認めているならば別に構わないというスタンスかな。
      でも誰にも語られることの無いその一歩づつの積み重ねがその葛藤を経ていない人と経ている人とではいずれ大きな差を生むのは間違いないし、コビッキーさん同様、立ち止まっても後退はすまいと思います。

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  6. キテルねぇ〜
    君に紹介したい岩があるから、まだ死ぬなよ!
    by 黒潮

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    1. 海外に目を向けたら自分なんてまだまだです。
      紹介していただける岩があるうちは死んでも死に切れませんね!
      Beautiful Sky Hibariは直接出向いて購入しに参ります!
      By Keita

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  7. BMCに向けて上げてきてるね~
    ただ個人的にはショートルートのロープソロはいまいち美しさを感じないな~
    やっぱり倉上君ならフリーソロでしょ♪
    マス

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    1. く、黒ひげさん!?
      そうですね、色々と悩んだ挙句このスタイルになりました。
      でもロープソロするにもショートピッチのトラッドなかなかですよ。
      というかこの先にもっとやりたいことの先駆け実験でもあるので。

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